Skypeによるオンライン飲み会の課題とオンライン居酒屋の展望

 なんか堅いタイトルになってしまった。

 巷でオンライン飲み会というのが流行っていると聞いて、試しに元同僚を集めて4人でやってみた。本番は来週である。

 オンライン飲み会の利点は、場所を気にせず集まれるところ。メンバーが自宅にいそうな時間帯だけ決めておけば、あとはSkypeでつないで適当にしゃべりながら飲むだけという実にシンプルなもの。終電も車の運転もしなくていいから、終わりを気にせずにみんなで飲める。途中参加、途中退室も自由。飲む以外のことをしててもまったく問題ない。

 話題は仕事環境の話に始まり、仕事内容と社内インフラだったらどっちを重視する?とか仕事変わってから社外に出かけることが無くなってそれはそれでしんどいよねとか、でも昼間外に出て定時過ぎて戻ってきて事務仕事するのもアレだよねとか、ちょっとWebCamで部屋見せてよとか、X100eポチッたよとか、CULVノートいいよねとか、Vaio Z買ったよとか、30万すげーとか、実はRSSの使い方よく分からないから教えてよとか、じゃぁおすすめのRSS挙げていくからGoogleReaderに登録しようずとか、二人で挙げた1番目がはてブホッテントリでかぶってるじゃんよとか、Lightroomイイヨーとかたぶん飲み屋で話すのと変わらないことを都合3時間くらいやってて4人くらいなら普通にいけるという感触。

 さて4人以上になるとどうだろう。

 リアル飲み屋では大体座ったテーブルごとに4人前後でしゃべっていて、気が向いたら席を替わって別のグループと話しに行ったりする。概ねテーブルごとに一つのグループを形成して異なる話題が並列で進行される。なおかつグループ同士はゆるくつながっていて、隣のテーブルから興味のありそうな話が聞こえてきたからちょっと行ってみようか、ということができる。

 一方Skypeは一人の発言が全員に同じボリュームで届く。これはテーブルが1個しか無いようなもので、4人以上集まったとしてもたぶん同時に1つの話題しか進行できない。

 Skypeの通話グループを分けることもできるけど今度は隣のテーブルから会話が聞こえてくるというゆるいつながりが無くなってしまう。

 隣のグループの会話が小さいボリュームで聞こてくるようにできればリアル飲み屋と同じような感覚で会話ができると思うのである。

 そこでオンライン居酒屋の出番ですよ。

 居酒屋を模した画面の中にアバターを置いてアバターを移動させるとその周囲のアバターの会話が大きいボリュームで聞こえて、離れると小声で聞こえるようにする。すると4人掛けのテーブルに座るとあたかも飲み屋でしゃべってるような感覚になる。

 課金モデルは「場所代」とアイテム課金
 まず「部屋」を作るのに人数×時間×一定料金を取る。時間が切れると締め出し。延長もあり。オンラインの中でもお酒とかおつまみが「注文」できて、頼むとかわいげなドット絵が運ばれてくる。ここで一品いくらで課金。スクリーンショットをブログに載せられたり、画面と会話をUSTREAMで配信できたりして、画面の中も華やかな方がいいよねーって酒の勢いもあってみんながんがんポチってくれる→ウマー。

 というサービスを誰か作りませんか?