自作サーバカンファレンス2009 on Ustream

各プレゼンのまとめは 自作サーバカンファレンス「はてなの自作サーバの実際」+他セッション講演メモ - 元RX-7乗りの適当な日々 が詳しいので割愛します。

Ustreamの録画が http://www.ustream.tv/channel/jisaku09 で公開されています。

Twitter#jisaku09 で見かけた方のリストを作ってみました http://twitter.com/mikage014/jisaku09

自作サーバの良いところ

    • 無駄な機能を省いてコストを下げることができる
      • 電源冗長化
      • RAIDカード
      • IPMI(リモート操作) → DQ45CBに付属するAMTで代用
    • スペースの有効活用
      • 自作1Uハーフサーバケースを自作(はてな
      • 自作ラック(Cerevo)←ホームセンターで鋼材を買ってきて加工。凄い……
    • ケースを省いてコストダウン
      • ルミナスラックにベニヤ板を敷いてマザーボードをガムテ固定(pixiv)
    • その他
      • Atom機は消費電力の変動が少ないので電力の見積りがたてやすい。ラックにフルに入れられる
      • およその消費電力 Atom機0.3A〜0.5A Core2Quad機0.6A〜1.2A

自作サーバの悪いところ

    • うまく配線・配置しないと運用しづらい
      • はてなは運用のことが良く考慮されているが、pixivは運用しづらそうだった
    • ハードウェアトラブルを自社で対応しないといけない
    • 変化が早いので構築・保守作業をマニュアル化できない。スキルに頼った運用

見どころ

    Cerevoさんの、ラック自作、DC-DCで200V-12V変換、サーバケースも自作、自社に溶接のプロが居る下りは非常にアツかった
    チームラボさんの、金属ケースからラックに漏電→漏電対策→ゴム板で回避→エアフロー阻害→発熱、故障 というトラブルや、大雨→浸水→土嚢でガードといった運用の苦労話が非常に面白かった。

感想

    金が無いなかでコストを下げるには、リスクを取る、エンジニアのスキルに頼ることが必要 自作サーバに至る過程、生み出されるサーバ、運用、すべてが面白い。 今回もUstreamのおかげで部屋にいながら興味深い話を聞くことができた。 あと、DQ45CBはおすすめらしい。