デジタル一眼レフカメラで月を綺麗に撮る方法

10月3日は中秋の名月でした。
せっかくなので月を撮影したときの記録を残しておきたいと思います。
使用した機材は Canon Kiss Digital X + EF-S 55-250 F4-5.6IS です。
デジタル一眼レフではありますがどちらもエントリーモデルで、今なら後継機とレンズのセットが格安で手に入ります。

  • あれば便利
    • 手振れ補正機能 または 三脚


まずはめいっぱい望遠にして一発撮ってみましょう。
Autoで撮影すると真っ白に撮れると思います。
ISO800 でAutoで撮った結果、絞りf5.6 シャッター速度1/4(秒) で撮影されました。

送信者 2009_10_03_長門峡〜月夜


夜なので高感度、低速シャッターが必要だとずっと思っていましたが、月はかなり明るいので低感度(ISO100)、高速シャッター(1/250等)で大丈夫です。
マニュアル設定にしてISO100、絞りf7〜11くらいにして、徐々にシャッター速度を上げていきます。


SO100、絞りf5.6 シャッター速度1/20(秒) (この時は絞りの目安が分からなかったので解放寄りで撮っていました)
少し暗くなってきました。

送信者 2009_10_03_長門峡〜月夜


ISO100、絞りf7.1 シャッター速度1/50(秒)
表面がはっきり見えるようになってきました。

送信者 2009_10_03_長門峡〜月夜


手持ち撮影でブレない限界のシャッター速度は、1 / 望遠レンズの○○mmくらいと言われていますので、徐々にシャッター速度を上げていってみて下さい。(私の場合は1/250)
その位で手持ちでもブレない画像が撮れると思います。
手振れ補正がある場合は3段程度シャッター速度が遅くても大丈夫です(1/250 → 1/125(1段) → 1/60(2段) → 1/30(3段))

この設定で暗すぎる場合は、絞りを少し開けるか、ISOを高感度にします。


最後は ISO100、絞りf7.1 シャッター速度1/250(秒) で撮りました。

送信者 2009_10_03_長門峡〜月夜


250mmのレンズでは中央にちまっとしか写らないので、月の部分だけ残してトリミングして必要に応じてシャープネスを掛けると↑のような写真になります。

デジタル一眼レフカメラを手にされた方は是非一度撮ってみましょう。