ICH9RでRAIDを組む


Intel Matrix RAIDを使うと2つの異なるRAIDレベルを混在できるらしい。

http://www.intel.co.jp/jp/support/chipsets/imsm/sb/cs-020681.htm

マトリクス RAID とは、 2 つの同じ、もしくは異なるレベルの RAID ボリュームを、単一の RAID アレイ上に作成することです。

ということで、GA-EP35-DS3RのICH9RでRAIDを組んでみた。

構成

2本のデータディスクをICH9Rに繋いでRAID0ボリュームとRAID1ボリュームを作成する。

ICH9Rはデータディスク専用にしてその他のドライブはGIGABYTE-SATA2側にまとめた。

接続は以下の通り。

[ICH9R]
PORT-0: HGST HDT722516DLA380(データ用)
PORT-1: HGST HDT722516DLA380(データ用)
PORT-2: なし
PORT-3: なし
PORT-4: なし
PORT-5: なし

[GIGABYTE-SATA2]
PORT-0: Seagate ST3320620AS(システム用)
PORT-1: なし
IDE-Primary: DVDマルチ
IDE-Secondary: なし

RAID構成: 153.4GB x2本
volume0: RAID0 100GB(50GB+50GB)
volume1: RAID1 103.4GB(103.4GB+103.4GB)

BIOS設定

SATA RAID/AHCI Mode をRAIDにする。(この項目でICH9Rの動作モードを決める)

Onboard SATA/IDE Ctrl ModeはIDEにしておく。(この項目でGIGABYTE-SATA2の動作モードを決める)
Onboard SATA/IDE Ctrl ModeをIDEにしておくと、GIGABYTE-SATA2に接続されたデバイスWindowsの標準ドライバで認識できる。


Intel Matrix Storage Manager(ROM版)設定

Ctrl+IでIntel Matrix Storage Managerの設定画面に入る。
(ICH9Rにディスクを2本以上接続しないと入れない)


RAID0ボリュームを100GBで作成する
(50GB+50GBを使って100GBのRAID0ボリュームが構成される)




RAID1ボリュームを103.4GB(残り)で作成する
(103.4GB+103.4GBを使って103.4GBのRAID1ボリュームが構成される)



RAID0とRAID1の2つのボリュームが作成された。

OSインストール

ここは割愛

Intel Matrix Storage Managerインストール

IntelのサイトからIntel Matrix Storage Managerをダウンロードしてインストールする。
http://support.intel.co.jp/jp/support/chipsets/imsm/

RAIDステータスの確認と構成変更ができる。


[コントロールパネル]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]-[ディスクの管理]で
ボリュームをフォーマットし、ドライブ文字を割り当てる。


以上でRAIDの構築は完了。

ベンチマーク

Eドライブ: GIGABYTE-SATA2 ST3500620AS 単体


Fドライブ: ICH9R HDT722516DLA380 x2 RAID0


Gドライブ: ICH9R HDT722516DLA380 x2 RAID1


順当に、RAID0はRAID1のおよそ2倍の性能が出ている。